シノビガミ戦国編リプレイ「真田十勇士大戦」其の四

■メインフェイズ 第二サイクル

一、 マスターシーン -幸村、再び登場-


GM:マスターシーンです。PCは登場不可です。
甚八:ほほう

 大坂城城下に一騎の赤備えの武者が現れる。
「真田幸村再び参上! 真田の兵よ討ってでよ! 徳川家康は我らを恐れておるぞ! 今こそ我に続け」
 大音声で言い放つや、面具を外す……。
 そこに現れたのはまさに真田信繁。


甚八:エッ、まじか!
小助:やはりか。

 そして信繁は颯爽と去っていく。
 ……その後。大坂城内で後藤又兵衛、長宗我部盛親らと軍議をしていた真田信繁は捕えられ、牢に入れられた。信繁は真田幸村については口を閉ざしていた。


六郎:我らが殿もなにやら訳ありか……?
甚八:この場合、逆賊は我らなのか……?
GM:さて……。


二、 海野六郎 -忍法沼田城-

GM:ここからはPCシーンに入ります。どなたからいきましょうか?
六郎:こちらはいつでも。
一同:同じく。
GM:では、六郎からいきましょうか。
六郎:はい。ドラマシーン行きます。おひろの【秘密】を抜いておきたい。
GM:はい。ここで少しGMがシーンの演出してもよろしいでしょうか。
六郎:はい?
GM:イベントが発生します。
六郎:どうぞどうぞ。
GM:六郎はこのシーンで、とあるところに辿り着きます。

 山道を抜けると、そこは上州沼田。
 そこに、真田家嫡男である真田信之の居城、沼田城がある。


GM:おひろはその城門を叩く……。
六郎:えっ? 今、信之様は徳川方なんじゃありませんか?
GM:そうです。
六郎:それはさすがに目的地がわかった時点でおひろに問いただす。

 六郎の問いかけにおひろは応えない。
 しばらくすると、門番が出てきてすんなり二人は城内に通される。


GM(おひろに扮して):黙って部屋に通されてから、「ここが私たちの目的地です」
六郎:ならば内心の疑惑は押し殺して、敢えて敵中に飛び込んだことにしよう。「(ここまで我らを邪魔立てする者はなんびとたりとていなかった。つまり、それは……)」覚悟が決まったので、「……ほう?」と一言発したきり、ことの成り行きを見守りますが、さて?
GM:部屋に入ってくるものがいる。

 それはまさに、真田信之。
「信繁の配下の者だな。音に聞こえた真田十勇士か」


六郎:「いかにも。十勇士が一人、海野六郎と申します。……さて、これは一体どういうことでありましょうか?」気おされず、静かな声で問います。
GM(真田信之に扮して):「長旅ご苦労であった。真田の城じゃ。我が家と思って疲れを癒せ」と言って、笑みを浮かべて部屋を出ていく。
六郎:「(信之さまは、何も語るつもりはないということか……)。おひろ。どういうことか、こちらの腑に落ちるよう、とくと説明してもらおうか」おひろの方は見ずにちょっと怖い声色になって。
GM(おひろに扮して):「六郎。私たちの旅は終わったのです」と氷のような表情で。
六郎:どういうことだってばよ! 秀頼様どこだってばよ!
一同:(爆笑)。
GM:まあ、情報判定してから演出をするのもありかと(笑)。
六郎:では、《調査術》でおひろの【秘密】を情報判定します。
GM:どうぞ
六郎:(ダイスを振って)「10」。うし!
GM:お見事。
小助:これ失敗したら相当迷走した(笑)。

 六郎はおひろの【秘密】を取得した。その内容とは……。

六郎:ええー!?
GM:おほほ。
六郎:それは……、やっちまったなあ(笑)!
甚八:やっちまったらしいぞ!?
GM:おひろへの【感情】が友情(プラス)に反転しますが。よろしいですか? 六郎。
六郎:はい……。そして、今までの情報を組み合わせて彼女の真実に気づき、わなわなと震えてその場に立ち尽くします。「わ……私は……!」
小助:よし、決めた! この関係を壊そう(笑)。
六郎:ちょっと、そこの男子ー(笑)!?
小助:【反間】の使いどころだろ(笑)。
GM(おひろに扮して):「六郎。ありがとう。これからはあなたが信じる者を守ってください」
六郎:その言葉に何も返せず、ただ二人の間を時ばかりが過ぎてゆく……、という感じでシーンを閉めていただければ。
GM:はい。ありがとうございます。


三、 三好清海入道 -忍法大願の贄-

小助:行動の指針が立たないからまた誰かを悪人に仕立て上げるか。
清海入道:ほうほう。
甚八:信繁を調べるという手は無いのかよ(笑)。
小助:いや、信繁調べてもいいんだけど、【使命】に続かない可能性が高い以上は動けない(笑)。
甚八:現状一番小助の【使命】に近い所にいるのは信繁ぽいけどね。
小助:自分の殿様をあんまり疑いたくないのよね。信繁が幸村に変装しているとろをまだ直接見ていないし。
GM:なるほど。では、清海入道いかがですか。
清海入道:はいはい。戦国シーン表を振ってみよう。(ダイスを振って)……。

 不気味な気配漂う森の中。何か得体のしれぬものが潜んでいそうだ。

GM:お、いいですね。
清海入道:中空に向かって、「小助。まあ、わしはお前を信用はしておるゆえ、調べずにおくことも考えてはおるのだが」と言います。
GM:これは小助への登場依頼ですかね?
清海入道:そうですね。
小助:では登場します。
清海入道:「お前は奸智に長けておるようで、実際人が嫌いなだけかの」
小助:「他人なぞ信じられるか。忍びの者が他人を信じるなど愚の極みよ」
六郎:いいやり取りだ……。
清海入道:「まあ、そう言わず聞け」まずは徳川家康の【秘密】を渡しましょう。

 小助は徳川家康の【秘密】を取得した。その内容とは……。

清海入道:「お家のために動くつもりがあるなら、これをどう見るな?」
小助:「今回はこの小助ですら大願の為の贄にすぎん。誰が贄で、誰が成就の為の願をかけているのか……。そこが判るようであり、判らないようである。時々、入道のように単純に考えたほうがいい時もあるかもしれん……」と我々全員がはめられている可能性を示唆します。
GM:ほほう。
小助:「入道、おかしいと思わないか? なぜ他の十勇士が襲ってくる? 奴らが間違っているのではなく、我らが間違っている可能性を考えたことはないか?」
清海入道:「ふむ、我らがのう。ありえることではあるの」
小助:「佐助が死んだことすら謀の一環であり、家康のあの動きすら謀の可能性が有る」
清海入道:佐助の名を聞くと一瞬表情を固くするが、「わしは年をとって少しせっかちになった、お前の考えは覗かせてもらうことにするわ」《罠術》で小助の【秘密】を取得しようかな。
GM:はい。OKです!
清海入道:家康の【秘密】を伝えたのも反応を引き出すため。話していればわかることもある。(ダイスを振って)「6」。
GM:お見事!
甚八:清海入道とは【感情】を結んでいるのでこっちにもくるぞー。

 清海入道と甚八は小助の【秘密】を取得した。その内容とは……。

清海入道:「ふん、やはりお主、信用に足る忠義の忍ではないか、はは。堅くするな、わしは今のところ敵ではない」
六郎:これで清海入道はすべてのPCの秘密を掌握したことに!
小助:小助としては家康の【秘密】もハズレなので、これは才蔵の【秘密】に期待するしかない。が、戦闘したら負けるだろうな(笑)。
甚八:じゃあ今のうちに【居所】撒いてください!!
六郎:どういう駆け引きが行われてるのか、表から見える行動で測るしかないので、超スリリング!
GM:ですねえ。
六郎:シノビガミの醍醐味を堪能してる感!
清海入道:「信用と信頼が違うことくらいはわかっておるわい、そもそも、わしは佐助が死んでおることすら信じておらんからな、あやつを信頼するがゆえに、はは。おぬしには関係ないか」返事を待つような待たないような速度で歩き出しましょう。
小助:「死者ですら謀につかうのが我らの殿よ。いや、そうでなくてはならぬ。ならば、この小助も死者にならないといかぬのかもしれない。墓は要らぬ、墓はあってはならぬ、ただそのなしたことだけが墓標よ」と言って去ります。
清海入道:おもしろい子供だなー、といった笑顔を見せて、去っていこう。


四、 マスターシーン -忍法六人の小助-

GM:小助にご登場願います。
小助:はい。

 戦の跡が痛々しく残り、人気がなく砂塵が吹きすさぶ寂れた街道。
 水干姿の幼い顔立ちの少年が現れる。真田十勇士が一人、望月六郎。美童は手に持つ羅盤を眺めている。


小助:では遥か視界の彼方から見ています。
GM(望月六郎に扮して):近づいてきて薄く笑って、「どうやら小助。お前と私が戦うことが吉とでています……」
小助:近づいてきた分下がるよ(笑)。
GM:下がるのか(笑)。
小助:「そうか、お前の卦だ。当たるだろう。どっちが死んでもそれは真田の為。この小助が死ぬのも良し。望月六郎おぬしが死ぬのも良し。吉凶陰陽の如く。だが、この小助の代役、望月六郎、お前ごときが果たせるものか!!」と言うや、望月六郎の背後からもう一人の小助が出てきます。
一同:おお!!
小助:「六郎、お前は私の正体を知っている。ならばここで消えてもらおう。それが真田の為よ!!」と言って襲い掛かります。望月六郎が知っているかどうかは知らん(笑)。

 ただでさ人の声とは思えない小助の声。今は何人もいるかのように幾多にも重なり合うように響く。

六郎:奴は六郎界一の小物なので知りませんよ、きっと!
甚八:狭い業界だなー(笑)。
GM(望月六郎に扮して):「この羅盤でさえも凶方を見定めることが来ぬとは……。恐るべし穴山小助。だが、一つ聞け」
小助:一応聞く(笑)。
GM(望月六郎に扮して):「……なぜ我ら十勇士が相争っているの……。それで得をするのは誰か……。小助、お前は薄々分かっているのでは……」
小助:「左様。されど我らの血が真田を強くする。死して真田に使えるなら十勇士の本望ぞ!!」なお、当然まったく知りません(笑)。「お前が血すら流せぬ下郎なら、ここから去れ」
六郎:なんか襲いかかってくる方が賢しらに道理を説いてきて超ムカつくんですけどー。
甚八:殴りかかりながら「どうして争うのか」と言われましてもな(笑)。まあ、仕方のないことがあるのでしょう、多分……。
小助:「それとも、貴様、自ら弾いた卦を疑っているのか?」
GM(望月六郎に扮して):「その真田に殉じる覚悟。見事なり。小助、それゆえに私は……」

 その時。小助の背後から。
「しゃべりすぎだな、望月六郎」


小助:「やはり来たな」と知ったかをしておく(笑)。
GM:「気付いていたか。さすがだな」と乗っておく(笑)。

 しなやかな身体を異国風の装束に身を包み、高貴と言ってもいい秀麗な顔立ちの男。真田十勇士が一人、霧隠才蔵。十勇士の中でも猿飛佐助と並ぶ技を持つと言われる。

小助:む、流石に不味いか。
六郎:ようやく来たか才蔵。
甚八:大物来ましたねー。
清海入道:ふむ、よければ特殊な乱入をしたく思いますが、どうでしょうか?
GM:問題ないですよ。
小助:よし。「こんなこともあろうかと、こいつをしかけておった」といって信号弾を打ち上げよう(笑)。十勇士SOS!
一同:(爆笑)。
清海入道:とりあえず判定だな。
GM:では、判定する特技を決めます。(ダイスを振って)《意気》ですね。
清海入道:お、目標値は6だ。
小助:「お前がくるとわかっていて、無策であるわけがなかろう、才蔵。この小助を舐めるな!!」
清海入道:(ダイスを振って)「3」。
小助:おいーっ!!
一同:(爆笑)。
清海入道:はっはっは。
小助:お前助ける気ないだろうっ!
六郎:才蔵の忍法の霧のせいで行く手を阻まれた的な(笑)?
GM:それだ!
清海入道:「むっ、この霧は……」
GM(霧隠才蔵に扮して):「誰が助けにくると?」
小助:「なんとー!!」ここは才蔵を立てておこう。
GM(霧隠才蔵に扮して):「さあ。小助、望月六郎。死にたくなくば本気で戦え」

 才蔵がいうと六郎が答える。
「どうやらそういうことですね。小助……いきますよ……」
 もりもりと望月六郎の身体が膨れあがる。子供から筋骨隆々の大男に。さらに骨格も変形し、身体中に獣毛が生える。狼の獣人に変化した!


一同:ええーっ!?

「ろろろ……。ふしゅるふしゅる。ふへへ。さあやろうぜ、小助よう」

小助:流石に才蔵相手はキツイな。
清海入道:才蔵絶対つよいよなあ。
甚八:強いよなあこれ。
六郎:しかし、ここで才蔵に勝って【秘密】取得したいですな。
GM(望月六郎に扮して):「ふしゅるる……。ふぬおーっ! 面倒くせえ、食い殺す! 小助えーっ!」雑なパワーで襲ってくる。
六郎:雑なパワーって(笑)。

GM:では戦闘開始と行きましょう。
小助:はい。
GM:第1ラウンド! プロットしましょう。

 プロット値は、望月六郎が4、小助と才蔵が1。

小助:望月六郎の間合い次第で勝てる。
GM:プロット4の六郎は……。残念ながら攻撃できない(笑)。
六郎:よし! これならあるいは?
GM(望月六郎に扮して):「ぐろろ! てめえーっ! 逃げるんじゃねえーっ! 小助ー!」
小助:「ははっは、お前に飛び道具がないことなど、この小助、読み切っていたわ!!」
清海入道:ワンチャンあるな。
小助:これはガチで読んでいた(笑)。
GM:よしプロット1。これは小助と才蔵の同時行動。
甚八:かっこいいぞ!
GM:小助、お先にどうぞ。
小助:周囲を六人の小助が囲んでいる。
一応:おおお!
小助:「我ら、一人で小助にあらず。我ら六人で小助。

「一助」
「二助」
「三助」
「四助」
「五助」
「六助」


六郎:最近流行ってるやつだ!
小助:「六人で殿を慕う子のように助けるゆえに小助を名乗る。望月六郎、この名の秘密を忘れたわけではあるまい!!」
GM(望月六郎に扮して):「知らねえよっ!!」
小助:望月六郎に【世鬼】をぶっ放します。
GM(霧隠才蔵に扮して):「これが……。これが小助の技!?」
小助:《用兵術》で判定。(ダイスを振って)「8」。当たると射撃戦ダメージ1点。
六郎:一助から六助がんばれー!
GM:《見敵術》で目標値7。(ダイスを振って)「6」。うわー!
甚八:いいね!
小助:「まずは一人!!」
GM(望月六郎に扮して):「うごおー! ぐぞー! 小助! 次会ったら殺す!」と言って脱落。
六郎:やったー! カッコいいー!
GM:では才蔵の行動。

「この才蔵の技受けきれるか!」
 ふっと才蔵の姿が消える。


GM:《遁走術》で【接近戦攻撃】。(ダイスを振って)「8」で成功。回避してください。
小助:《罠術》で目標値6だな。(ダイスを振って)「9」。
甚八:おお!
小助:では。姿が見えない才蔵の足元が爆発します。「外道に堕ちて、腕も堕ちたか才蔵」
六郎:小助さん強い。
GM(霧隠才蔵に扮して):爆発を避けて、姿が現れ、空中で回転して静かに着地。
甚八:いやー。これは安心して観戦できますねえ。
GM:第1ラウンド終了。このタイミングで才蔵は脱落を選択。
小助:おい逃げるな(笑)。ダイス目安定してたら勝てる自信あったのにな。とりあえず高笑いしておこう。
GM(霧隠才蔵に扮して):「小助。見事だ……」
小助:「ふはは。十勇士の一の策士、この小助をただの茶坊主とでも思ったか!!」
GM(霧隠才蔵に扮して):「お前が持っている”もの”大切に持っていろ」と言って去っていく。
六郎:どんどん積みあがっていく小助の強キャラ感。
小助:そしてクライマックスで最初に死んでいくのがパターン(笑)。
清海入道:いや頑張ってよ(笑)。

GM:はい。小助が勝者ですので戦果を選択してください。
小助:では才蔵の【秘密】を取得しよう。

 小助は霧隠才蔵の【秘密】を取得した。その内容とは……。

六郎:才蔵の【秘密】気になるー。
清海入道:才蔵が佐助殺しの犯人かどうかが気になるなー。
小助:むむ! そうきたか。
GM:おほほ。
小助:「賢しいな、賢しいが、これも戦国の世の習わしよ。家康よ、戦国を終わらそうとしたお前の理想は正しいのかもしれんな……」
六郎:む、これはまた気になることを。
小助:六人いた小助は一人に戻って闇に消えます。



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