セッションレポートD&D5th「LOST MINE OF PHANDELVER」

 遂に待望のD&D5th(5e、NEXT)を遊んだ!
 RPGを教えてくれたのがD&D。D&Dは個人的に思い入れのあるシステム。
 今回遊ぶ機会を作ってくれた仲間。今までD&Dを遊んでくれた仲間に感謝。

 D&D5thは現在日本語版は発売されていないが、ホビージャパン様と有志の方々のご尽力によりBASICルールが翻訳公開されている。
 http://hobbyjapan.co.jp/dd/support/

 今回はアメリカで発売されているスターターセットの付属キャンペーンシナリオ「LOST MINE OF PHANDELVER」を遊んでみた。

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 遊んだ印象としては、3e、3.5eにくらべてデータ周りはずいぶんすっきりした印象。
 PCの性能も上がっており、D&Dを始める方でもスムーズに操作できると思う。3e、3.5eのPCがマニュアル車だとしたら、5thのPCはオートマ車といえば分かり易いだろうか。
 5thから導入された背景、インスピレーションのルールが面白い。国産システム寄りのルールで受け入れやすい。ダンジョンアタックがメインのセッションだとついPCのロールプレイがおろそかになりがちだが、このルールのおかげでPLは必至にロールプレイするので、時には苦し紛れの妄言に近い発言も連呼されるが、それが自然とセッションも盛り上げる。今回の参加者にも非常にうけがよかった。DMはインスピレーションをどんどんPCに飛ばした方がバランスは良い感じ。

 キャンペーンシナリオ「LOST MINE OF PHANDELVER」も非常によくできていて、これがD&Dだよ!というフレーバーに満ちていた。
 初めてクラシックD&Dに赤箱を遊んだ時の感触が甦った。1レベルのPCのもろさも懐かしかった。

 当然シナリオは英語なので泣きそうになりながら日本語訳して準備した。結果的には楽しく遊べて、英語への抵抗も少し和らいだ。
 今回はまだシナリオのPart1を遊んだだけなので是非続きも遊んでみたい!
 BASICルールだけでも十分に楽しめるが、ここはやはりPHBほしくなってしまう。


 以降、プレイレポートになる。「LOST MINE OF PHANDELVER」の内容に触れていますので、ネタバレ回避の方はご注意願いたい。

 スターターセットの付属キャンペーンシナリオ「LOST MINE OF PHANDELVER」のPart1「GOBLIN ARROWS」をD&D 5th体験会として遊んだ。
 スターターセットにはプレロールドPCが付属されていて、各PCのキャンペーンハンドアウトが設定されている。これがキャンペーンと世界観に非常にマッチして優秀なので、キャンペーンハンドアウトのみ流用してPCは自作してもらった。

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 フェリック/ヒューマン/ファイター/混沌にして善/背景:貴族/男/24歳
 キャンペーンの舞台となるファンダリンを開拓、文明化することを目的とした没落貴族出身の青年。高潔な精神は失っておらず、身だしなみにも常に気を使っている。時に傲慢な態度に見える時もある。ハルバードを使い、広い間合いで安定した攻撃力を出せる。
 きらびやかな鎧のせいか、よくモンスターの標的にされる。今回PLの出目が振るわずなかなか攻撃が命中しないのだが……。
 PLは聖まよさん。優しい人柄と安定したロールプレイでいわゆる「PC1的なポジション」になりやすい。

 セルディ/ライトフット・ハーフリング/ローグ/秩序にして中立/背景:犯罪者/男/29歳
 元々所属していた盗賊団レッドブランドの頭目グラススタッフの指示を受けた何者かに命を狙われた。今はレッドブランドを抜けて復讐することを目的としている殺し屋。
 用心深く、抜け目のない性格だが、仲間を想う気持ちは篤い。敵の隙を突いた急所攻撃で高い攻撃力を期待できる。ハーフリングの幸運でファンブルしにくいのも強み。
 パーティの仲間のドワーフ、エルキングの肩に良く乗る。
 PLは出雲さん。D&D経験もあり、鋭い戦術眼を持つ。ある程度英語が読めるので、今回のセッションでDMは大いに助けられた。

 エルキング/ヒル・ドワーフ/クレリック/中立にして善/背景:兵士/男/99歳
 傭兵団に所属しているが、傭兵たちの実態に嫌気がさし己の信念に基づき神の教えに従う。盗賊団レッドブランドに教義を教えることを目的としている。
 頑固者だが、経験豊富な冒険者であり仲間を大切にする。高い能力値と種族とクラスの能力でオールラウンドに活躍するダフガイ。トランプゲームが好きというお茶目な一面も持つ。
 PLは88(ムネット)くん。私の親友であり、共にD&Dを遊んできた。セッション後にとても喜んでくれたので非常にうれしい。

 シア/ハイ・エルフ/ウィザード/秩序にして善/背景:侍祭/女/?歳
 知識の神オグマを崇拝する。ゴブリンどもの住処クラッグモウ城、かつてオグマの神殿であったという。汚されたオグマの祭壇を清めることを目的としている。
 パーティー紅一点。楽天家であり、つかみどころのない性格。多彩な魔法は、戦闘の形勢を逆転しパーティーを何度も助ける。
 PLはなめこさん。流れるように妄言を吐きセッションを盛り上げる。BASICルールの魔法だけではまだ物足りない様子。頑張ってPHBを訳してくれ!

 ■Part1「GOBLIN ARROWS」

 キャンペ―ンの舞台は、一度は遊んでみたかった、「ダークエルフ物語」、「アイス・ウィンド・サーガ」で有名なフォーゴトン・レルム。そのソードコーストという地域。

 ここはネバーウィンター。ガンドレン・ロックシーカーというドワーフの依頼で、パーティーはファンダリンに、バーセンへの供給品等の物資を運ぶことになった。
 ガンドレンの兄弟がファンダリンで何かすごいものを発見したと彼は興奮している様子で、護衛のシルダー・ホールウィンターを共に先行した。

 パーティーの行く先をゴブリンの矢が刺さった二頭の馬が道を塞いでいた。セルディが近づいて調べるとガンドレンとシルダーの馬だった。ガンドレンとシルダーの姿はなく、空の地図ケースが残っていた。
 そこで待ち伏せていたゴブリンの不意打ちを受ける。この遭遇を始め、このシナリオは不意打ちのチェックの技能判定の方法が事細かに記載されていてチュートリアルに最適なものになっている。 ゴブリンということで多少侮って戦闘に臨んだパーティーは思わぬ苦戦をし、深刻なダメージを受ける。やはり1レベルのPCにとってはゴブリンでも強敵。このあたりはクラシックを彷彿させる緊張感がある。
 さっそくパーティーは小休憩をとって回復を図る。その間に息を吹き返したゴブリンを捉えて以下の情報を得た。

 ・この辺りに20匹ほどのゴブリンどもの住処がある。クラーグというバグベアがしきっている。クラーグはクラッグモウ城のキングノールに従っているらしい。クラッグモウ城は北東20マイルくらいのネバーウィンター森にあるらしい。
 ・クラーグのもとにキングノールの使者が来た。使者は告げた。ブラックスパイダーという何者かが、ガンドレンを捕まえて彼が運んでいた物と一緒につれきてほしいとキングノールに依頼したと。
 ・クラーグは依頼を受けてガンドレンを待ち伏せして捕えた。荷物の中には地図があった。ガンドレンはキングノールのもとへ送られた。
 ・シルダーはゴブリンの住処の”食事の間”に捕えられている。

 パーティーはシルダーを助けるために、ゴブリンに案内させてゴブリンどもの住処に向かった。
 ゴブリンどもの迎撃や罠に遭遇しながらもダンジョンを進むパーティー。このダンジョンの設計がとても見事で、美しいマップとミニチュアの効果で非常にエキサイティングした。マップの上をミニチュが行ったり来たりするのは本当に面白い。大いにシナリオ作成の勉強にもなった。
 パーティーは何度も深刻なダメージを受けて、小休憩と大休憩をとった。ダンジョンを一旦抜けて休憩というのも実にD&Dらしくて良い。

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 無事にシルダーを助けたパーティーだったが大柄なゴブリンのイーミック(実は元々のゴブリンどものリーダー。最近、クラーグが来てとって変わった。イーミックはそれを面白く思っていない)を倒したところでもう余力は残っていなかった。
 ファンダリンに行きたいというシルダーに便乗して、道半ばにダンジョンを後にしてファンダリンに行くのであった……。

 だが!まだパーティーの冒険者魂は消えていなかった。大休憩をとって、再びダンジョンに向かうパーティー。ガンドレンの行方の手がかりを求めて、バグベアのクラーグとの最終決戦に臨む。

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 攻撃ロールの出目が走り始めたフェリックが確実にゴブリンを倒す。その隙にセルディが急所攻撃を行う。シアはスリープでゴブリンどもを眠らせて露払い。弱ったクラーグにエルキングの魔法ガイディング・ボルトがとどめを刺した!ようやくパーティーの戦術も確立したようだ。
 パーティーは見事にダンジョン”クラッグモウの隠れ家”を攻略した。

 宝物と経験値を得て、PCたちは2レベルに成長した。そしてファンダリンへと向かうのであった。

 こうして「GOBLIN ARROWS」は終了した。まだ「LOST MINE OF PHANDELVER」は始まったばかり。ガンドレンはどこにいるのか?キングノール、ブラックスパイダーとは何者なのか?まだまだ謎は多い。
 PCたちのこれからの活躍に大いに期待したい。

 今回のセッションはとても楽しかったので、「LOST MINE OF PHANDELVER」の続きも機会があれば遊んでみたい。次回はシティアドベンチャーのようなのでまたまた楽しみ。

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この記事へのコメント

GDZ
2016年03月14日 20:56
おぉ~、『フォーゴトン・レルム』!
D&DやAD&Dを遊ぶなら、やっぱり『フォーゴトン・レルム』ですよねぇ(オリジナルワールドも良いけど)。
最近は若い人達と別ルールを遊ぶことが多いのですが、やっぱり同期仲間とはD&DやRQを遊びたいですね~。

ちなみに私は『ムーンシェイ・サーガ』がお気に入りで、特にハーフオーク・アサシンとの対決シーンが一番印象に残っています。
何というか、小説『餓狼伝』の喧嘩直前のシーンみたいで(笑)。
2016年03月14日 21:20
>GDZさん
ご無沙汰しております。いつもありがとうございます。
はい!私も待望の「フォーゴトン・レルム」でした。公式ワールドはやはり作り込まれていてフレーバーにあふれていますね~。私も古い人間なのでオリジナルワールド好きなのですがw、公式は素晴らしいです。
D&Dは私にとっても青春なので、昔からの親友と再び遊べて嬉しかったです。

「ムーンシェイ・サーガ」ですか!噂には聞いたことがありますが。面白そうですね~。
昔は富士見文庫でたくさんD&D小説出てたんですねー。あの時読んでおけばよかったですw。

では。またセッションレポートなど更新しますので、末永くよろしくお願いいたします。
沢渡祥子
2016年10月12日 13:54
ごぶさたしております。うちもようやくD&D5thをやりました。

同じシナリオでしたが、チュートリアルのゴブリン戦を終えた我々は、
物資の運搬をまず終わらせようと、洞窟をスルーして、真っすぐファンダリンへ。
そしてみっちり情報収集^^;

洞窟探索は、イーミックが最後の敵でした。
こちらのプレイレポと展開に差があるのがおもしろいですね。
2016年11月03日 22:05
>沢渡祥子さん
コメントありがとうございます。お久しぶりです。
返事が遅れましてごめんなさい!

そちらはイーミックが最後の敵でしたか。
日本語訳してシナリオ回して。大変でしたが楽しかったです。
ファンダリンの情報量多すぎですよねw。PLさんたちの頭もパンク気味でした。
こちらは第2話の途中で中断していますが。
D&D5thは遊びやすいので、遊び続けていきたいですね。

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