シノビガミリプレイ「機忍狩りVer2.0」其ノ五

◇クライマックスフェイズ

■八咫重工ビルの屋上

GM:クライマックスシーン。舞台はどんな感じにしましょうかね。地上80階の超高層の八咫重工ビルの屋上にしましょうか。
陸:あぁそれはいいですね!かっこいい。
一同:OKです。
GM:PC番号逆順に登場演出してもらいましょうか。

超高層の八咫重工ビル。屋上からは街が一望できる。多くの人間が思い思いに生きているのであろうか。
誰が知ろう……。今ここに4つの命が火花を散らすことを。あるいはいくつかの命の炎が消えるかもしれないということを。

シグマ:屋上の真ん中で待ち構える側ということで。闇の中から染み出すように現れています。「……」
音也:その横に別のビルの屋上から飛び移ります。「僕は、『人間』でいたいだけなんだ」と、すとんと着地していいます。で、不破さんが出てくる方向をつと向きます。
陸:「全くやんなっちまうなぁ、みんな殺気立っちゃって」と煙草を吸いながらいつの間にか屋上に居ます。「まっ……、と言っても、俺ももうふざけてらんねーんだけどさ」というと右手にごついナイフを握りしめて、何度か酷使したために動かなくなった左腕を切り落とします
GM:うおう!
志野木:ちょーかっこいいーーー。
GM:これがやりたかったんじゃ(笑)。
陸:えへ。
一同:(笑)。
陸:ずっとやりたくてひたすら左腕でガードする描写をしてたという。「さてと、これで邪魔な重りもなくなった。存分に殺しあおうか?」ってシグマにニヤッと好戦的に笑いかける。
音也:おおおー!
志野木:包帯をとり、服も着替え、香水を付け直した志野木。「パーティーには間に合いましたね」
GM:かっこいい。
志野木:「檜音也!不破陸!貴方たちには借りがあります。投降すれば可能な限り良いようにいたしますが、いかがいたします?」
陸:「わりぃな、俺には負けられない理由があるんでお断りだっ」
音也:「僕は……、僕も、やだな。もう、戻りたくないから」
シグマ:では。懐からメモリーキーを取り出し「不破。お前の欲しいものはここだ。力づくで奪って見るがいい」
陸:「ちっ、バレてんのか。それじゃあ存分に殺させてもらう」
志野木:「それでは存分にやりましょう!己の望みにかけて!」


■血戦!天空魔楼 第一番

GM:第1ラウンドのプロットをどうぞ。そうだ。戦場に雪が降ってくるという演出はどうでしょう。
一同:いいですね!
GM:今はぱらぱら降り出した程度に。屋上だから風はつよいけど。

ヴェロシティシステム
死地



音也志野木

シグマ





シグマ:団子状態(笑)。
志野木:むー。
音也:むむむ。

GM:では。プロット4の志野木から。
志野木:「奥義・千紅万死(せんこうばんし)」【クリティカルヒット】を不破さんに。
陸:ですよねー
志野木:「二度は避けれまい!」

音也が奥義破り判定を試みる。陸がプラスの感情修正を入れる。

音也:(ダイスを振って)成功。
一同:おおおお。
志野木:ノーー!
GM:志野木の【奥義】は破られました。
音也:音也の得物である刃が湾曲した拷問用鋏で防がれました。
GM:拷問用(笑)。

陸:「さてと、本気でやり合おうか」と言いながらごついナイフを振り下ろす。シグマに接近戦攻撃。《調査術》(ダイスを振って)成功。
シグマ:いい位置にあるなぁ。《用兵術》から目標値9。(ダイスを振って)8。惜しい。
陸:回想シーンいれます!
GM:ここで入れてくるか。

陸:先ほどのオメガが倒れた時の音と、軍にいた頃に部下が次々と死んでいった時のことを重ねあわせて思い出します。「俺はもう見捨てんのは嫌なんだよっ」と言いながら攻撃。
GM:いいですねえ。
陸:というわけで接近戦ダメージ2点。

シグマは【頑健】(*1)による追加生命力にダメージを受ける。

陸:先は長いな……(笑)。

(*1)生命力が2点追加される忍法。

シグマ:まずは【痛打】(*2)。(ダイスを振って)成功。
陸:それを【破術】(*3)。(ダイスを振って)4。ええええ!
シグマ:わっほーい!
陸:妖怪……、妖怪1足りない……。
志野木:ようこそ。
GM:しかたなし。

(*2)攻撃忍法が命中した場合に追加でダメージを1点与える忍法。
(*3)指定特技の分野が同じサポート忍法を破ることができる忍法。

シグマ:では【闇斑】(*4)。コストは3点使います。(ダイスを振って)10。出目がいい!明日死ぬかも。
陸:イキテ!
一同:(笑)。

(*4)集団戦攻撃。使用したコスト分を回避判定にマイナス修正できる忍法。

シグマ:《用兵術》で-3の修正で回避判定してください。当たると集団戦ダメージ2点。
陸:-3が修正が痛いな。《記憶術》から代用判定(ダイスを振って)失敗。
GM:集団戦ダメージ2点なので、変調表2回判定ですね。
シグマ:こっちも回想シーン使います。
GM:回想シーンで接近戦ダメージ1点追加ですね。奥義【絶対防御】が有効ですが。
陸:いえ通しで。
GM:はい。

シグマ:脳裏によぎる妻とオメガの姿。過ごした幸せな日々のイメージ。しかしその光景に揺さぶられる心は、既に凍りついたまま。という感じで。

ここで変調表を2回振った結果は両方とも、「故障:すべての忍具が使用不能。1サイクルの終了時に、《絡繰術》で判定を行い、成功するとこの効果は無効化される」であった。累積効果はなし。

シグマ:おいい!【痛打】の意味は(笑)!

接近戦ダメージは忍術へ。

GM:陸は忍具を失い、忍術にダメージですね。
シグマ:「……志野木。機忍兵と戦う際には注意せねばならぬことがある。機忍兵の特徴の大きな一つは、その外皮の頑丈さにある。シノビとして、人体を破壊することに特化した我らにとって、その微妙な違いは、均衡した戦いになればなるほど顕在する。なればどうするか?そう難しいことではない。外からが難しいのであれば、……中から破壊すればいい」といって不破の体に触れたときに、不破の体の内部から揺さぶられるような感覚が!変調の演出です。
GM:電磁発剄を使うか!
志野木:「はは、なるほどね。講釈感謝」
陸:ブチブチと中の回路が引きちぎられる音を聞きながら「ったく。これだから機忍兵を知ってる奴は嫌いだ」と苦笑い。

GM:プロット3の音也ですー。
音也:【霾天】(*5)を使うと泥試合化するので、ここは志野木さんに【奥義】を。
志野木:ぎょ!
シグマ:攻撃対象を指定ってことは【クリティカルヒット】か……。

(*5)戦闘に参加してるキャラクターの攻撃忍法の間合いを1短くする忍法。

音也が朗々と何かの物語を諳んじはじめると、志野木の背後から大きな樫の木は生え、二足歩行のボロを着た滑稽なネコとキツネが……。まるで生き物のように縄が志野木の足元へと這いより絡みつく。

音也:「絵本『ピノキオ』……」【クリティカルヒット】。「ピノキオ」を諳んじると、相手は大きな樫の木に死ぬまで吊るされる幻覚にとらわれる。
GM:おおおお!
志野木:おー。
シグマ:すげえ。かっけえ。
音也:「僕はもう、こんな目には遭いたくないんだ」というわけで接近戦ダメージ4点です。
志野木:うう、痛い。もらいますぞ。分野を決めてください。

志野木は生命力は戦術を残すのみとなり兵糧丸を使用する。
志野木は見切り判定に成功し、音也の【奥義】情報が志野木とシグマに渡る。

GM: 第1ラウンド終了かな。
志野木:ラウンド終了時に【誘導】(*6)したいのです。
GM:どうぞ。

(*6)戦場を変更する忍法。

志野木:(ダイスを振って)成功。ふふふ。では戦場を「高所」としましょう。
陸:ぎゃーーー!
音也:恐ろしや!
志野木:スカートの中から機械仕掛けの蝶がぶわーーっと出てきて、ビルの外にも足場を作ります。
GM:空中じゃないか!すげえ。
志野木:「さあさあ、ここまでおいでなさい」
陸:「へぇ、すげーな。まっ、ビル壊すのもかわいそうだし乗ってやるよ」
シグマ:「……」無言で不破を追う。
音也:ひょいと蝶の足場に飛び乗ります。


■血戦!天空魔楼 第二番

地上数百メートルの空中に敷かれた蝶の絨毯。その上に立つ忍び四忍。そして風が少し強まり、雪が斜めに降ってくる。

GM:素晴らし舞台になったな。さてプロット行きましょう。

ヴェロシティシステム
死地


音也

シグマ志野木




シグマ:みんな「高所」が怖いお年頃。
音也:高いプロットに行く理由がなくなった(笑)!

GM:プロット4の志野木さんから。
志野木:では【使役術】(*7)を不破へ。

(*7)集団戦攻撃。射撃戦ダメージと集団戦ダメージを与える忍法。

攻撃判定は成功するが、陸は回避する。

陸:よっしゃ。「わりぃ。その忍法は調査済みだ」
志野木:むむむ。足元の蝶が襲いかかる!しかし避けられる。

GM:プロット3
シグマ:では行きます。【奥義】使用。「銀の雨-silver rain-」【範囲攻撃】(強み:貫き、弱み:射程低下)です。無数に弾き出した弾丸が意志を持って動き対象を貫き、体の奥深くまで侵食する。攻撃対象は不破のみ。
音也:あー、そっか……。
陸:【範囲攻撃】はダメージ2点だっけ。
GM:ですね。
シグマ:「貫き」つきです。
陸:よし貰う。妖術と体術にダメージを貰った。

GM:見切り判定する方はどうぞ。

陸と音也が見切り判定を行うものの、双方ともダイスの出目が「4」。

GM:うわあ!
陸:妖怪ェ。これは痛い。
音也:!
志野木:おほほ。
GM:シグマは有利になったなあ(笑)。

GM:プロット1の方々。
陸:音也さん先どうぞ
音也:おっと、ではいきましょう。シグマさんに【火縄式他力本銃】を撃ちます。
陸:そこにプラスの感情修正を入れます。
シグマ:きませい!

音也の攻撃判定は成功。

志野木:私からもシグマにプラスの感情修正。
シグマ:わぁい。
GM:激しくなってきた!

シグマはこの回避判定に成功する。

シグマ:セーフ!
音也:まるで木製かのように作られた弾は外れました。残念。
シグマ:「ふむ……。警告はしたぞ。立ちふさがるならば、排除するのみだ」音也に向かって言います。

陸:俺も【火縄式他力本銃】を撃ちます。対象シグマ!感情修正ください。
音也:感情修正入れますー。
陸:ありがとう……。
音也:「僕は不破さんのお手伝いをするんだ。良い子じゃないと『人間』でいられないから」

陸の攻撃判定は成功。

シグマ:回避判定。(ダイスを振って)「3」!
陸:ファンブル!
GM:でた!
シグマ:「高所」でファンブルは痛いな……。神通丸!
GM:切ったかっ!

ここでシグマは回避判定に成功する。

志野木:おおーー。
GM:かっこいいな。
音也:むむむ。
陸:小さなナイフを投擲しましたが避けられました。


■血戦!天空魔楼 第三番

雪が強く降り始める。やがて視界は困難に……。そこは隔離された世界。まさに天空魔楼というべき時空と化していた。

GM:プロットよろしいですかね。

ヴェロシティシステム
死地

音也志野木シグマ




GM:攻めてきたな!陸。では、プロット4の陸から。
陸:【必中】(*8)。攻撃対象はシグマ。

(*8)攻撃判定の達成値以上の達成値を回避判定で出さないと攻撃が命中する忍法。

音也:感情修正つけときましょうか?
陸:あっ、欲しいです。
GM:ほうほう。
陸:(ダイスを振って)「3」。失敗。
音也:Oh……。
陸:これはどうにもならん。
GM:これは仕方ないね。戦場が「高所」だからファンブルで接近戦ダメージ1です。

陸は戦術にダメージを受ける。

シグマ:志野木が不破の足元の蝶を操った結果だな。きっと。
志野木:「油断大敵」
GM:恐るべし「機忍狩り」。次はプロット3のシグマ。

シグマ:んーんー。ここは【痛打】と【接近戦攻撃】で不破を攻撃。
陸:こいっ。

シグマは【痛打】と【接近戦攻撃】の判定に成功。

陸:奥義。【絶対防御】。
GM:うおおお。まだ誰も見切ってないのか。
シグマ:不破の鳩尾に触れたと思った手が煙に紛れる。
陸:「残念、そいつは外れだ」

志野木が見切り判定に成功し、【奥義】情報がシグマに共有された。

シグマ:「ふむ。……次は、ない。」

GM:プロット2の志野木。
志野木:ではもう一度【使役術】で不破に攻撃……。
音也:あ、コスト足りなくないですか?
志野木:あー、ごめんなさい。
GM:よく気付いたな(笑)。
志野木:しまったな。では「奥義・千紅万死!」【クリティカルヒット】を音也へ。
音也:って、こっちかー!

陸:射程の問題が。
音也:指定特技は《分身の術》なので《拷問術》から奥義破り判定をします。
シグマ:そして不破は破りやすいけど音也はきついんだねぇ。
陸:えっと。プラスの感情修正いれます。
GM:はい
音也:感謝!(ダイスを振って)成功!
シグマ:遁甲符!
音也:ぎゃーっ!
GM:攻めるな~。
音也:(ダイスを振って)「11」!成功。
陸:すげぇ!
音也:よっし!
シグマ:やりおる!

最後に音也の行動。シグマに【火縄式他力本銃】で攻撃をするが、攻撃判定に失敗。

シグマ:「どうした?我を殺さねば、そいつは守れぬぞ?」

GM:ラウンド終了時に何かする方?
志野木:【誘導】。(ダイスを振って)成功。「極地」へ。「簪忍法、寒冷地獄の舞!」
シグマ:熱ィ!
音也:「……」黙ったままで。
志野木:で、次ラウンドどうぞ。
シグマ:次が第4ラウンドで「極地」か……。
陸:そうだね(笑)。

「シノビガミ怪」のリファインルールでは、【誘導】による「極地」の効果は即時に発生すると明記されていますが、今回は「シノビガミ怪」ルール導入前なので、GM裁定により次回のラウンドから効果発生としました。


■血戦!天空魔楼 第四番

すでに雪は横殴り、一寸先も見えぬ状態。天空魔楼にまさに極地!

GM:苛烈を極める第4ラウンドへ。プロットオープン!

ヴェロシティシステム
死地

音也
志野木シグマ



志野木:プロット6だと。
シグマ:シグマからは逃れられぬ……。

GM:そろそろ勝負がきまるか?!ではプロット6の陸から。
陸:【必中】!攻撃対象はシグマ!
GM:攻めるかー!
陸:(ダイスを振って)「6」。あーだめだ……。
GM:おしい。
音也:ああ……。

GM:プロット4ですね。
シグマ:では「奥義、銀の雨」を再度、不破に。「これで終わりだ」
陸:「さーて。一か八かやってみっか」奥義【絶対防御】。
GM:奥義破り判定する方は
シグマ:破ります。6以上で(ダイスを振って)「5」。
陸:PLがリアルがっつポーズ!
シグマ:では神通丸。忍具3つめ。感情修正くだされ。
陸:うぐ!
志野木:感情修正でプラス1。
シグマ:(ダイスを振って)成功。
GM:うーむ。強い。
シグマ:煙になった不破の体を突き抜けた弾丸はあらぬ方向へ弾頭を転回し、別の場所に現れた不破の体に突き刺さる!

GM:これで陸は脱落か……。
陸:いや死亡。
GM:そうか背景で「浸食」とっているかだ死亡確定だね。
音也:うあー。
陸:「ちっ……。賭けは負けか」煙が晴れるといくつもの弾丸に貫かれた陸が煙草を吸ってる。
シグマ:「二度は通じぬよ。この眼には、な」
音也:「……不破、さん?」かくん、と首をかしげます。
GM:死亡で攻撃するかな?
陸:いえ、私は死亡で遺言を選択します。情報を渡すのではなく演出のみですが。
GM:いいですね。

陸:「わりぃ、音也。俺は此処までだわ」
音也:「どう、して?ねぇ、どうして?」
陸:ずるずるとボロボロの身体をむりくり動かしながら音也に近づいて「なんで……だろうな……。わかんねぇわ。ただ俺たちは自分で選びたかっただけなのにな」
音也:「駄目……、動いちゃ駄目だよ……。死んじゃうから……」音也の頬に透明な液体がつ、と流れ落ちます。
GM:おおお!
陸:「音也、ごめんな。俺が始めたのに俺は最後まで残れねぇわ……。だからさ」そのまま一度音也をぎゅっっと抱きしめて「お前は……俺みたいに……ならないで生きろ」と耳元で言いながらいつもの笑みを浮かべて、そこで動力が切れてバランスを崩して中空から落下します。
音也:「いやだ……、いやだよ……っ!不破さんっ!」初めて、声に感情がこもります。
陸:そこにはもう不破の姿はない、と言った感じで遺言終了です。
GM:はい。暗い地上に落ちていった不破は見えなくなるね。
音也:「どうして……。どうして皆死んじゃうの……なんで……」過去の反乱のことを思い出して。
志野木:「……」

音也はシグマの【奥義】の見切り判定に成功した。

GM:さて。プロット3の行動いきますか。
志野木:「……。今なら投降を許します。檜音也、いかがいたします」
シグマ:「……志野木」
音也:「そんなこと……。そんなこと、しないよ。僕はもう、こんなこと繰り返したくないから……」
志野木:「そう、ならば」【火縄式他力本銃】で攻撃。
音也:【教導】で-1の修正を。
志野木:むむ。
音也:「そんなの、当たるわけないよ。おねえちゃんよりよく知ってるもの」

志野木の攻撃判定は成功するが、音也は回避判定に成功する。

GM:プロット1の音也。
音也:志乃木に【火縄式他力本銃】で攻撃。涙は流したまま、撃ちます。
志野木:「ここはすでに私の戦場よ」/

ここも音也の攻撃判定は成功するが、志野木は回避判定に成功する。

GM:ラウンド終了ですね。極地の判定しますか。(ダイスを振って)はい、各自接近戦ダメージ1点受けてください。

志野木:戦術が潰れました。
シグマ:器術はまずいだろう。
音也:体術潰れました。
陸:音也以外は痛いところにいってるな。

GM:【誘導】は使いますか。
志野木:なしで。
GM:では。次のラウンド行きますか?
一同:……。


■決着

音也:見逃がして貰えないのなら。次のラウンドも行きます。
シグマ:シグマは逃がしても良いですが。
志野木:OKです。逃げてもいいですよ。
シグマ:じゃあ、クライマックスの勝者を音也にしてもらってもいいですかね。シグマと志野木脱落で。
志野木:ほーほー。どうぞ。
GM:なるほど。演出をしていただきましょうか

シグマ:では逃げようとしている音也にメモリーキーでも投げつけましょうか。「貴様を縛る最後の鎖の鍵だ。……受け取るがいい」
音也:じりじりと後退します。投げつけられたのをみて、反射的に受け取ります。「僕にはもう、必要ないのに……。でも……」逡巡しますが、ぎゅっと握り締めますよ。
志野木:「ほら、こいつの気が変わらないうちに、さっさと行く」
音也:「……ありがとう」涙をぐいっとぬぐって、蝶の足場から飛び降りるように、逃げます。
志野木:「じゃあね……。で、どういう心境の変化?笹野葉シグマ」
シグマ:「知れたこと。アレは最早機忍兵ではない。この身の標的には成り得ぬよ」
志野木:「ふふ。そう。あなたも心があるってことね」
シグマ:「……は。戯言を」そのまま踵を返し立ち去りましょう。
志野木:「さって、忍務終了。帰りましょう」


◇エンディングフェイズ

■エンディング~笹野葉シグマ

シグマ:斜歯小夜のところに行きたいですね。
GM:ほう。
シグマ:八咫重工ビルかな。夜、人気のなくなった頃に訪れます。
GM(小夜に扮して):「終わったようね……。最強の『機忍狩り』さん……」
シグマ:「ああ、全て、な。……ドクターに、用がある。ドクターはどこだ?」
GM(小夜に扮して):「私にもドクターがどこにいるのか分からない。誰にもわからない」
シグマ:「……嘘は、ないようだな。全く、用意周到なことだ。……まあ、いい。まずは」と言って、小夜の首に手をかけます。「お前からだ!」

斜歯小夜は素直に目を閉じる……。


■エンディング~檜音也

音也:「だめだよ。死地式のおじさん」シグマの後ろに、いつの間にか立っています。
シグマ:振り返らずに答えます。が、少し腕の力は弱まる。「邪魔をするな。『人間』には、関係の無いことだ」
音也:「違うよ。僕は、『人間』になれたけど、元は機忍兵だから。関係、あるよ?」
シグマ:「……一度拾った命、無駄に散らすこともあるまいに」
音也:シグマの心臓に当たる部分には、音也が持つには大きすぎて不釣合いなナイフが突きつけられています。陸が使っていたナイフです。
シグマ:では、小夜から手を離しましょう。「……で?なぜ貴様がここに現れた?」
音也:「無駄に、しない。一人でも生きて欲しいから、僕はここに来たんだもの」
シグマ:「なるほど、な……。」視線はナイフに。
音也:「本当はね、死地式のおじさんには秘密にしようと思ってたんだけど……。しかたないね。小夜のおねぇちゃん、これ、上げる。代わりにお願いがあるんだ」「死期解除プログラム」を小夜に投げ渡します。
GM:なんと!
GM(小夜に扮して):「これは……。お願い……?」
音也:「僕は『人間』になれたから、そんなの持っててもしょうがないもの。その代わり、僕学校へ行きたいんだ。二人とも生きてたら、僕に学校への行き方を教えて?」
GM(小夜に扮して):「そう……。いいわよ。あなた……。そうね、きっと行けるわ」涙を流しながら。
シグマ:「それが、お前の望みか。なんとも、『人間』らしいことだ。素晴らしい」
音也:「ありがとう。ねぇ、死地式のおじさん。僕は学校へ行きたいから、だから、小夜のおねぇちゃんを殺すなら。僕は、戦うよ?」
シグマ:「……ふむ」少し考えつつ。小夜には聞こえない忍び語りで音也に話しかけます。
音也:おお。
シグマ:「交換条件だ。そいつは殺さぬ。その代わり、我がこれからすることを手伝え」
音也:「……なぁに?悪いことじゃなければ、良いけれど」忍び語りで返します。
シグマ:「機忍兵の生みの親。全ての元凶。Dr.斜歯を探し出し、殺す。……さて、これは、貴様にとって『悪いこと』か?」
音也:「……『悪いこと』、だけど、放っておくのはもっと悪いことだから……。いいよ、死地式のおじさん。僕は、手伝うよ」
シグマ:「よろしい。交渉成立だ。まあ……。学業が疎かにならぬようにな」忍び語りをやめた普通の会話で。ニヤリと音也に笑いかけながら言います。
音也:「うん!」無邪気な子供の笑顔で、返事をします。
シグマ:ではそのまま闇に消えます。シグマ的には終了です。
音也:「良かったね、小夜のおねえちゃん!これで、生きれるよ?」
GM(小夜に扮して):「ありがとう。本当に」
音也:「お礼はいいんだ。ねぇ、教えてよ、学校への行き方……!」と笑顔で言って、何事もなければ、幸せを暗示するような感じで閉めたいです。
GM:希望を感じるところでシーンを終わります。


■エンディング~不破陸

陸:シーンは先程のクライマックスでシグマの攻撃を受けた直後ですね。
GM:はい。
陸:乾いた音が響き、痛みを知らぬ身体にいくつもの空虚の穴が穿たれる。「(あー俺も此処で終わりか)」

「わりぃ、音也。俺は此処までだわ」脳裏によぎる過去の記録。
陸を囲んで談笑する部下の記録、そしてその部下たちが赤く染まりなにも出来なかった自分が佇む記録
「どう、して?ねぇ、どうして?」音也の声。

陸:脳裏に響く警告のアラート音を無理やりシャットダウンしながら届かなかった手を伸ばす。助けられなかった記録を再生しながら。機械としての寿命が尽きる間際、ようやく届いた手に安堵を浮かべて、初めて止まっていない身体を抱きしめる。「(俺は結局誰も救えねーし、かと言って自分すら守れなかった……、けど)」

動力が切れてバランスを崩して天空から落下する。

陸:「(あんな顔してくれる奴が一人でもいてくれたんだ……。だからいいか)」

GM:最も進化した機忍兵がいた。人間もまだ辿りつけていない高みに手が届いたかもしれなかった。もしかした人類の進化の可能性だったのかもしれない……。


■エンディング~簪志野木

志野木:とある地方の奥深い山奥。機忍兵生産を行っている斜歯忍軍秘密工場の一つ。警備は厳重。機械による24時間監視。まさに難攻不落の城。
GM:ほうほう!
志野木:「しかし、内部からの攻撃にはもろいと」シグマが特権アカウントを得た要領で、志野木も特権アカウントを秘密裏に取得していた!「さて今日の狩りを始めましょう。二度と悲劇を起こさぬよう」工場内に充満する蝶の群れ。蝶はさらなる蝶を生み、容量限界にて爆発。

手元の端末から様子を見ていた志野木は、満足気に微笑む。
「残りの工場107。目にもの見せてやるぞDr.斜歯」

志野木:この日から簪志野木の行方を知るものはいない。
シグマ:近くの崖の上から煙を吹いている工場を見ながら。「先を越されたか・・・。全く、物好きな奴だ。」苦笑しながら、そこから姿を消します。
GM:かっこいいなー。みんな。


■黒潮一人

……データシュウシュウシュウリョウ。キニンヘイガリ。ケースNo000042。カンリョウ。

画面に表示された文字を眺める黒潮一人。
「御苦労、ドクター。人間、機忍兵共にアイデンティティに混乱をきたしたか。面白いケースだな……」
「……」
「死地式は性能的には申し分ないな。感情操作機能を改善させて量産計画を急ぐように指示を出せ」
「……」
「簪志野木、檜音也、笹野葉シグマには『機忍狩り』を数人送りこんで処理。不破陸タイプの投入も許可する。この件は以上だ」
画面がぷつりと消える。

携帯電話が静かに点滅して振動する。
「私だ……。また機忍兵が暴走……。B班を回せ。そうだ……迅速にな」

携帯を切り、椅子ごと回って、壁一面のガラス窓に目をやる。街の夜景を眺めているのか、窓に映る己の姿を見つめているのかは誰にも分からない。


シノビガミリプレイ「機忍狩りVer2.0」-完-


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